建学の精神
「聖母マリアのように、
神様にも人にもよろこばれる女性」の育成
カトリック的人生観に基づき,聖母マリアを理想と仰ぎ,聖母にならい,愛徳・純潔・謙遜・信頼・勤勉の諸徳を修め,強固な意志と鋭敏な良心をもって生涯を貫く力を涵養し,高い知性と豊かな教養に富む女性を育成します。
校訓 心清きものは幸いなり
まっすぐな心で物事を見つめ、真理に向かって歩みます。清さとは、一途な生き方であり、嘘、偽りのない純粋な心でひたすらに歩む、潔白さ、潔い生き方であり、マリア様の汚れない心に倣う生き方なのです。聖書に「心清きものは幸いなり、その人は神を見る」(マタイ5の8)とあります。
学園標語 マリア様いやなことは私がよろこんで
純心が女性の理想像とする聖母マリアは、周囲の人々の必要にいち早く気付き、当然のことのように手助けをし、労を惜しみませんでした。学園の創立者シスター江角は、生徒たちに人々がためらうような、骨の折れる仕事や、目立たない地味な奉仕を喜んで引き受け、社会の潤滑油となることを願いました。また、その自由な、率先した生き方から生まれる人間としての日会喜びを生きるようにと、人々の幸せのために苦労を自ら引き受ける生き方をもって模範を示しました。
心を育てる伝統の女子教育
01 毎日の聖書、聖歌を通して
純心では毎朝、聖歌を歌って心を清め、聖書を読んで心の糧を吸収し、落ち着いた雰囲気の中で1日をスタートします。
02 祈りの中で
朝夕の聖歌、聖堂(チャペル)朝礼、昼の祈り、黙想会など程よく配分された心の時間の中で自己の内面を掘り下げ、他者のために手を合わせることを学びます。
03 宗教の授業を通して
人としてどう生きるのか、自分を大切にすること、人を思いやること、社会に貢献することなど、自ら考えながら学び、生きる力を身につけます。
04 清掃、奉仕作業を通して
毎日の清掃作業や、生徒自ら計画する奉仕作業を通して、愛や奉仕について具体的に学びます。
05 行事を通して
聖母行列や体育祭、英語劇、ダンス発表会、純心バザー、校内クリスマスなど多彩な行事によって、豊かな情操を養い、知徳体のバランスのとれた人格教育を行います。
鹿児島純心の沿革
カナダ人の修道会によって創立された聖名高等女学校は戦争の混乱の中で、シスター方がやむなく帰国することになり、その後、邦人女子修道会である純心聖母会によって引きつがれ、「鹿児島純心」として今日に至っています。
- 1933年 現校地に聖名高等女学校として創立
- 1940年 鹿児島純心高等女学校と改称
- 1947年 鹿児島純心女子中学校を併設
- 1948年 鹿児島純心女子中・高等学校と改称
- 1960年 鹿児島純心女子短期大学開学
- 1994年 鹿児島純心女子大学開学
- 2004年 鹿児島純心女子大学大学院開学
- 2005年 文部科学省 SELHi 指定を受ける
- 2013年 創立80周年記念式典